ご近所トラブル 騒音編 — 人生初の直談判

トラブル

私は、ここストックホルムでは小さめのアパートメント(5階建て全10部屋)に住んでいます。典型的なアパートメントの特徴はまた別でお話ししたいと思います。お隣の部屋はおそらくストックホルム市が所有しており、一時的に困っている方に一定期間貸し出しているようで、人の出入りが頻繁です。私たちが入居してから約1年で、既に4回も住人が入れ替わっています。

今回の話はそのお隣さんではなく、私たちの部屋の真下の住人についてです。真下には、30代と思しき夫婦と子ども2人(男の子と女の子)の4人家族が住んでいます。普段はエントランスで挨拶を交わす程度の関係ですが、引っ越し直後にパパさんと少し会話をしたことがあり、それで真下に住んでいると知りました。

普段から音楽が大音量で流れていたり、子どもたちが叫びながら走り回ったり、喧嘩している声がよく聞こえます。アパートメント自体が古い建物であるため、「これも生活音の一部で仕方ないな。うちも小さい子どもがいるし…」と思い、許容しています。

事件発生の夜

1月のある土曜日の夜、普段以上に騒がしい音が聞こえてきました。大人数の話し声が終始聞こえ、夫に尋ねると「多分、誰かの誕生日だと思う。階段を上がってくる時、真下の部屋の玄関ドアに風船がついているのを見た」とのこと。最初は20時過ぎだったので「まあ仕方ないか」と思っていました。

しかし、23時を過ぎても騒ぎは続き、談笑や笑い声がますます大きくなる一方。耐えきれなくなり、一度階下に降りてみると、部屋からの音が廊下にダダ漏れ。そして、私がその問題の部屋の前についたタイミングで、住人たちがスウェーデン語の歌を大合唱。拍手と歓声も混ざり、時刻は23時20分頃。これには我慢の限界がきてしまいました。

人生初の直談判

部屋に戻り、騒音で起きてしまった息子をあやす夫に、「聞いた?さっきの大合唱。22時以降の騒音は厳しいルールがあるから、これは警察にコールできる案件やで。」相談すると、「確かにうるさいけど、土曜日の夜だし、警察に電話する前にまず直接話したほうがいい」と提案されました。ちょうどその時、大音量の音楽が鳴り始め、重低音のビートがズンズン響きます。夫も「今が行くタイミングだ」と言い出し、私たちは玄関へ向かいました。

階段を降りる途中、夫は「息子が部屋にいるからここにいる」と言い、嫌な役目は私に…。仕方なく私が一人で騒音元の部屋の前に立ち、深呼吸してから呼び鈴を押しました。

ドアを開けたのは天使の羽をつけた若い女性。英語が話せるか尋ねると、「話せる」とのことで、

次に「この部屋の住人ですか?」と聞くと、「違うけど、ステファニーを呼ぼうか?」と言われ、お願いしました。数秒後、ステファニーという女性が出てきました。

チキン
チキン

「上の階に住んでいる者ですが…」

ステファニー
ステファニー

「あ、新しく引っ越してきたの?」

チキン
チキン

「いいえ、1年以上住んでいます」(心の声:何回か挨拶してるけどな…)

ステファニー
ステファニー

「何か問題?」

チキン
チキン

「かなり騒がしくて寝られません。小さい子どももいるので。何時くらいに終わる予定ですか?」

ステファニー
ステファニー

「いつ終わるかはわかんない。ノープランよ。音楽のボリュームは下げられるわよ。でも、今日は私の誕生日パーティなの。」

チキン
チキン

心の声:だからなんやねん…今何時やと思ってんねん…

チキン
チキン

「誰かの誕生日パーティーかなと思いました。ノープランなんですか。音楽ボリューム下げるのはお願いします。それと、歌の大合唱や拍手もやめてもらえますか?」

ステファニー
ステファニー

OK。でも、私たちはもう数年ここに住んでるけど、下の階がうるさいと思ったら、 寝る部屋を変えてるわよ。あなたもトライしてみたら?

これにはカッチーンときましたが、顔には出さないようにしつつ、

チキン
チキン

私たちはすでに別の部屋に移動して寝ようとしましたが、どの部屋でも聞こえるほどの音量です。しかも私だけではなく家族全員が寝られないんです。

ステファニー
ステファニー

…OK(渋々)

チキン
チキン

Tack så mycket.(スウェーデン語:ありがとうございます。)

騒音はその後かなり落ち着きました。

チキンな私の挑戦

自己紹介でも触れていますが、私はチキンです。そんな私が人生で初めて騒音元に直談判するなんて…心臓がバクバクでした。でも、今回は子どもの存在があったからこそ勇気を出せたのだと思います。

ただし、毎回こんなにスムーズにいくとは限りません。住人によって対応は異なるし、最近のスウェーデンの治安悪化も気になります。今後のためにも、警察に通報する際に備えて騒音の様子をビデオに記録しておきました。

スウェーデンの文化と現実

スウェーデンでは、誕生日などのイベントのパーティーを家で開くことが一般的。そのため、共有部分に「パーティーを開きます」と事前にアナウンスする貼り紙をするのが慣習になっているようです。これは、騒がしくなるけどよろしくねみたいな意味が込められているらしいです。人によっては、ボリュームが大きすぎたら言ってねと書いている場合もあるらしいです。しかし、このアパートではそういった貼り紙を見たことがありません。

また、このアパートではお年寄りが数組住んでいて、共有部分の掃除や注意喚起をしてくれています。しかし、注意書きが破り捨てられていたり、ごみ捨て場が散乱していることもあり、心が病んでいる人がいるようで少し悲しい気持ちになります。

ストックホルムで住居を見つけるのは本当に大変で、簡単に引っ越すことはできません。それでも、一定のルールを守れない人がいるからといって、自分までそのレベルに成り下がりたくはありません。周囲へのリスペクトの気持ちを持ちながら、これからも生活していきたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます!それではまた、Hej då!

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